⚫︎祈りには様々な形があって、バクタプルの夜明け前で撮影。子供の頃から観ていた両手を合わせるのは何故かと不思議思っていて、ネパールでその究極原点をついに見つけた。祭の山車の一部である車輪に体の一部を差し出し触る、目の前の壮大なるものの一部に触れる/共にありたいの願い。頭を触れる(そして胸に)。周りを見ると遠くいる人々は両手を合わせているのが見える。やっと見えた。壮大なるものに身体の一部を触れる/合わせる。共にありますようにと、それが祈ることの原点でした。
※現在11/28、何故かYouTubeで問題ありと二度削除対象とされてしまっている。撮ったのは私であり、既にネパールで2006年に上映公開している。どこが一体問題なのか、再々申請するも返事無しの不完全なシステムと機械。
⚫︎パタンで出会った、ナサンチャダバ バザンの聖歌を奏上する人たちは夜明け前に、火を灯しそれが消えるまでの間にだけ演奏する。観音立像をヒンズー教の人らが執り行う祭で、山から下りて来ている間中、神様の一番近いところで毎日奏上していた。それはカトマンズに人が住み始める創世記物語の祭であり、2003年の12年に一度の大祭でも夜明け前に直ぐ横で、山車と共に里に下り、また山に帰る日まで毎日。(2004年ネパールでのイベントで公開)